太陽光発電 用語集 色素増感太陽電池 [しきそぞうかんたいようでんち]
色素増感太陽電池とは、非シリコン系の太陽電池の一つです。
色素増感太陽電池の仕組みはシンプルです。
透明な導電性ガラス板に二酸化チタン粉末を焼き付けた有機色素を吸着させた
電極と、白金、炭素など導電性ガラス板の対極そして、二つの電極の間に
電解質溶液を充填されたから構成となります。
色素増感太陽電池は、酸化還元反応を伴うことから光合成に例えられることもあります。
更にグレッツエル教授が発明したことから、グレッツェルセルの名称も持っています。
太陽光発電のソーラーパネルの素材に主流で高価なシリコン素材を使わない点から、
安価に製造できる点がメリットとして期待されています。
また、シリコン系のほかの非シリコン系の太陽電池(ソーラーパネル)と異なり、
色や形状が自由に作れる点もメリットになります。
現在の発電効率(エネルギー変換効率)は約10%前後と、シリコン系に比べて
低い点がデメリットです。